08 5月

新聞掲載記事の紹介

いつもお世話になっております。

この度、婦民新聞(2013年3月30日1424号)に、ゆうわの活動状況が紹介されました。許可を頂きましたので、転載させていただきます。

筒井 優子

−−−−−−以下、記事本文まま、転載−−−−−−

《聞こえの困難を援助して》

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視力が衰えると眼鏡をかけますが、聴力が低下して補聴器を装用する人は眼鏡ほど多くはいません。

「加齢などで少しずつ聞こえにくくなるのも理由の一つ」言語聴覚士・介護支援専門員の筒井優子さんは説明します。そのため、周囲に気を遣わせていることに気付かない、聴こえたふりをするなどの、対人関係の辛さで孤立、疎外感を持つ方も多いそうです。

筒井さんが代表として運営する東京・江戸川区の「きこえとことばの相談センター・ゆうわ」にAさんが相談に伺いました。

筒井さんはまず聴こえない障害について、手話も使って話しました。視覚、聴覚両方から、情報をその場の全員に確実に伝える配慮です。

Aさんの生活での不自由などを聞き取ってから聴力検査。そのデータで状態を説明し、用意してある補聴器の中から一つを手渡しました。一か月ほど日常生活で試聴し、目的に合うものを選びます。お連れ合いが使っていた補聴器もその時に持参して試すことにしました。

付けてみたAさんは「とても楽」とにっこり。

「目立たないようにつけても良いですが、補聴器が見えれば聴こえないと分かるので、周囲も援助しやすいです」と筒井さん。

「ゆうわ」は、きこえの困難な高齢者たちの一人ぼっちを無くそうと、語り合い、食事を作り、いっしょに食べるなどの居場所でもあります。