新聞掲載記事の紹介
いつもお世話になっております。
この度、婦民新聞(2013年3月30日1424号)に、ゆうわの活動状況が紹介されました。許可を頂きましたので、転載させていただきます。
筒井 優子
−−−−−−以下、記事本文まま、転載−−−−−−
《聞こえの困難を援助して》
視力が衰えると眼鏡をかけますが、聴力が低下して補聴器を装用する人は眼鏡ほど多くはいません。
「加齢などで少しずつ聞こえにくくなるのも理由の一つ」言語聴覚士・介護支援専門員の筒井優子さんは説明します。そのため、周囲に気を遣わせていることに気付かない、聴こえたふりをするなどの、対人関係の辛さで孤立、疎外感を持つ方も多いそうです。
筒井さんが代表として運営する東京・江戸川区の「きこえとことばの相談センター・ゆうわ」にAさんが相談に伺いました。
筒井さんはまず聴こえない障害について、手話も使って話しました。視覚、聴覚両方から、情報をその場の全員に確実に伝える配慮です。
Aさんの生活での不自由などを聞き取ってから聴力検査。そのデータで状態を説明し、用意してある補聴器の中から一つを手渡しました。一か月ほど日常生活で試聴し、目的に合うものを選びます。お連れ合いが使っていた補聴器もその時に持参して試すことにしました。
付けてみたAさんは「とても楽」とにっこり。
「目立たないようにつけても良いですが、補聴器が見えれば聴こえないと分かるので、周囲も援助しやすいです」と筒井さん。
「ゆうわ」は、きこえの困難な高齢者たちの一人ぼっちを無くそうと、語り合い、食事を作り、いっしょに食べるなどの居場所でもあります。
【活動風景】手話茶話会の遠足
4月1日(月)晴天の中、手話茶話会メンバー12人で、ゆうわから葛西臨海公園まで遠足しました。
ゆうわに10時に集合、膝の痛いKさんと付添いのTさんはなぎさ行きバスで先に行き、水上バス待合室で合流することにする。
残りの10人はゆうわを出て、満開の桜の咲く新川の火の見櫓(50mの高さ)から、新川両岸の見事なソメイヨシノをカメラに収める。
その後、荒川水門から土手沿いに葛西臨海公園まで歩くこと2時間、歩数は1万3000歩位、 距離にして4Km? しかも20℃の暑さの中、
12時20分に全員無事に到着し、先着の二人と合流して緑の芝生で昼食。
12時40分の水上バスで、お台場公園→ 聖路加病院庭 → 浜離宮 → 竹芝桟橋 → 両国 →浅草終点 2時間の船の旅。
その間、両岸に見える満開の桜、水上バスの屋上にはユリカモメやセグロカモメ、チドリなどが乱舞し、春の風に合わせて舞っている鳥達
素晴らしい光景でした。
終点の浅草・桜橋も満開の桜、そして目の前に聳え立つスカイツリーを見て、一行は一路観音様へ行き、無事とこれからの平安な日々が続く様にと参拝
開設間もない喫茶店で一服して解散しました。81才~56才までの、健脚ぶりはお見事でした。