15 6月

初めての職場での出来事

紫陽花が咲き、梅雨入りも早かったですね。5月に少し気がかりな相談がありました。今春、新卒で大企業に入社。新人が数人、聴覚障害者の採用は初めてで障害雇用で入社、他の方々は障害のない方ばかりでした。

自己紹介の時「難聴です。補聴器をかけていますが、対面では分かりますが下を向いていたり、背後からの話し掛けは聞き取れないので、肩に触れるか合図をして頂いてから話していただけると有難いです」と説明したそうです。

入社5日目に新人研修があり、早速グループ討議をする場面があり、早口の人、下を向いて話す人、メモを口の前に持って話す人(聴覚障害者は相手の表情や唇の動きを見て読話している)、隣で私語をする人と、途端にその会話について行かれなくなり、不安と話題についていけない挫折感を味わった。幸い意見を求められる事が無かったが、そういう時にはどうしたら良いか、こういう場面が続いたら仕事に自信を無くしそう、不安で不眠症になりそうという相談内容でした。

これについては、勿論本人と対策についていろいろ話し合い、その後安心して現在も仕事についています。

この話題を6月の茶話会に出して、参加者にもいろいろ考えてもらいました。参加者の方々も大なり小なり同様の経験をして乗り越えた…という話でした。これからも解決策については話題にしていきたいと思いました。