10 4月

「きこえの相談会」を卒業 

3月25日、聴力障害者情報文化センターで毎月開催されていた「聞こえの相談会」を卒業というか、後任の方々にバトンタッチ出来ました。4月からは、新しいSTによって継続されます。現在は、都の広報で募集されているため、23区外の多摩市からもご参加いただき、有難く思いました。毎月、10人定員がいっぱいで、数カ月先まで予約が埋まる盛況ぶりでした。

高齢難聴、つまり老人性難聴の方が増加する一方ですが、身近な区市町で実施されている所は数か所です。そういう意味でも、情報文化センターでの聞こえの相談会は貴重な相談提供の場でした。もう少し身近な所で、聞こえのサービスが受けられることを願っています。やはりコロナ禍で、コミュニケーションをする場がどんどん少なくなり、認知面の低下が心配されます。

そういう意味でも今後認知症対策の一環として、保健サービスセンターなどで聞こえの検査が気楽に受けられ、補聴器相談も一緒に出来たら安心できますね。介護保険でも、難聴に関する評価は少なく、つまりきこえないことはあまり項目に加味されていません。今後日常生活をする上での聞こえの大切さと、認知症予防として項目に加筆されることを願っております。

4月からは、ベテランの言語聴覚士による聞こえの相談会が実施されていきます。どうぞ皆さんご利用ください。