16 11月

一周年の挨拶

「ゆうわ」もお陰様で一周年を迎えることが出来ました。皆様のご支援のお蔭です。心より厚く御礼申し上げます。

この一年間の御礼と同時に悲しいご報告もさせて頂きます。

平成24年4月14日、ゆうわの物心の第一支援者であられた大和田健次郎先生がご逝去されました。94才でした。

まだまだお元気でご支援いただけると思っておりましたので、とても残念でなりません。3月末に脳梗塞を再発されての旅立ちでした。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

< 大和田健次郎先生を偲んで >

 

大和田先生は、聴覚障害のご研究・臨床に一生を捧げられました。

ゆうわ開設時、93才のご高齢ではありましたが、開設後も新しい補聴器を次々と製造され、低音障害型、高音漸傾障害型等の改造補聴器を作って頂き、いろいろな方にお試ししている最中でした。

大和田先生は20年以上に亘り、練馬区心身障害者福祉センターでも、成人の補聴相談をされ、その間沖縄にも行かれて20数年間、聴覚障害者の補聴相談をなさっておられました。

常に、「聞こえない不自由さ」を自覚されている方の為にと、軽量で音質も良く、操作性に優れ価格が安いことを利点としたME-142型を開発され、ループについてもいろいろな場面で聴取できる様、創意工夫をご提案頂きました。これからも高齢難聴者向きの補聴器製造、携帯ループにもご尽力頂けるはずでしたが、返す返すも残念でなりません。

これからも先生の御遺志を継いで、地域の高齢難聴者の為の補聴相談を継続して行きたいと考えております。

どうぞ宜しくご支援頂けます様、お願い申し上げます。

一般社団法人ゆうわ 代表 筒井優子