08 9月

早期教育への指南書を贈呈して頂きました。

長年、難聴乳幼児の早期教育に携わっていらした南村洋子先生が、「聴こえない、聴こえにくい子どもの理解のために」という指導手引き、指南書に当たる本を出版されました。早速拝読しました。

流石に乳幼児相談に長年携わられ、その内容には保護者支援の具体的な記述が多く、保護者は勿論、乳幼児を指導していらっしゃるろう学校や難聴幼児通園施設の担当者も是非一読されることをお勧めします。最近は0才時の重複障碍児、又聴力も軽・中等度のお子さんが多いとの事。発達障碍児の増えており、具体的なかかわりについて役立つ指導書でもあります。

新生児スクーリニングで難聴を発見され、6か月を過ぎると即人工内耳を勧められ、その後の教育や経過も理解不十分なまま療育されると、後で取り返しがつかなくなってしまいます。病院の耳鼻科を診察する場合には、この本を一読されてから診察を受けられることを望みます。

オピニオンではありませんが、難聴の診断、即病院受診ではなく、ろう教育、あるいは早期教育支援をしていらっしゃる南村先生との先ずは出会い、面談をお勧めしたいものです。そして、乳幼児期、学童期の保護者支援の重要性については全く同感で是非ご一読ください。ゆうわでも貸し出しいたします。お声掛けください。